ボトックスってなに?効果は?副作用はある?ボトックスについて詳しく説明!

ボトックスってよく聞くけど、どんなものなの?怖くない?

ボトックスは上手に使えば、とっても役に立つ治療だよ!
老化も遅らせられるよ。一緒に勉強していこう!

目次

ボトックスとは

ボトックスとは、ボツリヌストキシンの事で、ボツリヌス菌の一種であるClostridium botulinumが産生するタンパク質の一種です。

ボトックスはアメリカのアラガン社が製造するボツリヌス製剤の商標登録名です。

筋肉を弛緩させる作用があることから、医療の分野で広く使用されています。

ボトックスの歴史

ボツリヌスの語源はラテン語のソーセージです。

その理由は、19世紀初頭のヨーロッパで、ソーセージやハムを食べた人に起こる食中毒が理由です。

当時、ボツリヌス菌が原因となる食中毒が発生していたため、この菌の毒性について研究が進められました。

その後、Clostridium botulinumが産生するタンパク質が筋肉を弛緩させる作用を持つことが発見され、医療の分野で利用されるようになりました。

ボトックスの種類

ボツリヌス菌はA型、B型、C型、D型、E型、F型、G型の7種類に大別されています。

現在、医療の分野で使用されているボツリヌストキシンは、A型とB型です。

美容医療では、A型のボツリヌストキシンが利用されています。

ボトックスの作用機序

ボトックスは、筋肉の神経末端にあるアセチルコリン放出部位に作用し、アセチルコリンの放出を抑制します。

アセチルコリンは、筋肉の収縮を司る神経伝達物質であり、ボトックスがアセチルコリンの放出を抑制することで、筋肉の収縮を抑制することができます。

このため、ボトックスは筋肉を弛緩させる作用があります。

ボトックスの使われ方

ボトックスは主に、表情筋によるしわ、多汗症などの治療に使用されます。具体的には、

・表情筋によるしわ:眉間のしわ、目の周りのしわ、口周りのしわなど、表情筋のくせによって引き起こされるしわを改善するために使用されます。

・多汗症:脇汗や手汗など、多汗症の症状を改善するために使用されます。

・眼けんけいれん:まぶたのけいれんを改善するのに使用されます。

・片側顔面けいれん:顔の片側に筋肉のけいれんが起こるのを改善するために使用されます。

・慢性的な頭痛:頭痛を減少させるために使用されることがあります。

など、それ以外にもい色々な病気の治療に使われます。

ボトックスの使用法

注射針を皮膚に刺して、筋肉に直接注入します。

それぞれの筋肉に対し、使用するボトックスの量を調整します。

何々単位という表現をします。

ボトックスの効果持続期間

ボトックスの効果は、個人差がありますが、通常は2〜3日で徐々に効果が出てきます。

そして2週間後くらいにボトックスの効果が安定します。

一般的に、その効果は4〜6ヶ月続きます。

ボトックスの効果を持続させるには、定期的な施術が必要です。

長く持続させるには、まだボトックスの効果が残っているうちに次の施術を受けるのがポイントです。

ですので、3〜4ヶ月に1度のペースで施術を受けると良いです。

ボトックスの効果が出る場所

  • 眉間
  • ひたい
  • 目尻
  • バニーライン(鼻根の辺り)
  • あご(あごの梅干ししわ)
  • エラの張りを抑える
  • ガミースマイル(笑った時に歯茎が多く見える)の抑制
  • 口角を上げる
  • 人中短縮(鼻の下を短くする)
  • 脇汗を抑える
  • ふくらはぎを細くする
  • 肩こりの軽減
  • 肩周りをほっそりさせる

などなど色々な部位に効果を発揮します。

ボトックスの副作用

ボトックスの主な副作用には

  • 針を刺すことの内出血
  • 軽度の腫れ
  • 軽度の痛み
  • 頭痛
  • アレルギー反応
  • 表情の違和感

などがあります。

ボトックスの注意点

・妊娠中や、授乳中の人は使用しない。

・筋力低下や、神経障害を持つ人は使用しない。

・アレルギー体質の人や、過去にボトックス注射を受けて重篤な副作用が生じた人は使用しない。

・注射後、注射部位を揉まない。

・注射後、激しい運動やサウナは控える。

・注射後、アルコールは避ける。

などがあります。

TCB東京中央美容外科グループ
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